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《2021衆院選・福島》【福島1区】今回も前職同士の一騎打ち 党首も駆けつけ激しい選挙戦 (21/10/25 19:20)



立憲民主党の前職・金子恵美さん。
昼休みに入念に行っていたのは街頭演説の打合せ。
立憲民主党・前職 金子恵美候補:「地元に密着した復興の問題とか、それぞれの街頭でそれぞれの産業に関わる方々の所にも伺いますので、その場その場で少し違った話をさせていただくかもしれません」

感染対策で個人演説会を行わないため、この街頭演説が選挙の勝敗を左右すると考えている。

立憲民主党・前職 金子恵美候補:「復興をしっかり人を中心として、そこに生きる人たちを中心として進めていかなくてはいけない」
この日は、支持拡大を目指す南相馬市や相馬市など「浜通り」の7カ所で精力的に街頭演説を重ねた。

立憲民主党・前職 金子恵美候補:「例えばアルプス処理水の問題等、そのことについてしっかりと地元の意見を聞きながら、本来であれば方向性などを決めていかなくてはいけないということだと思いますが、それも出来ていなかった」

繰り返し訴えているのが、福島第一原発で溜まり続け処分方法が課題になっている「処理水」 金子さんは、政府が地元の理解がないまま海洋放出を決めたとして、方針撤回などを強く求めている。

公示の翌日には、立憲民主党の枝野幸男代表も応援に駆け付け、党としても全力で支える考えを強調した。
立憲民主党・枝野幸男代表:「蓮舫・辻元に次ぐ、女性議員のまさに我が党のエースが金子恵美さんだと私は思っているので、皆さんの力でしっかりとこの選挙、堂々と小選挙区で勝たせて頂いて、立憲民主党の日本政治の中枢で、その力をもっともっと大きく発揮してもらおうではありませんか、皆さん」

この日12時間の遊説を終えた金子さん。事務所では息つく暇もなく、この衆院選を機に始めたユーチューブでの発信と、政策のアピールに余念がない。

立憲民主党・前職 金子恵美候補:「希望を持てる未来というのを、それぞれの皆さんが描けるっていうことがすごく大切だと思いますし、安心できる地域社会でなくてはいけないわけですから、それを支える国の仕組みというのをしっかりと作り上げなくちゃいけないというふうに思っています」

一方、金子さんと議席を争う自民党の前職 亀岡偉民さん。
自民党・前職 亀岡偉民候補:「今回の選挙で何としても皆さんに力を与えていただいて、ともにこの復興を実感できる新たな5年計画を実現するために、この亀岡を使っていただきたい」

前回の選挙は1万3000票差余りで敗れ比例復活に回ったが、復興副大臣など実績を積み上げてきた。
しかし、副大臣としての仕事や新型コロナウイルスの影響で過去2年間はほとんど地元に戻ることができなかった。
そのため選挙戦では、その分をカバーしようと出来る限り多くの地域に足を運び、感染対策に気を配りながら個人演説会も積極的に行っている。

自民党・前職 亀岡偉民候補:「この選挙戦、ともに戦ってください。もしここで野合に負けてしまったら、自由と民主主義、そして本当に地域活性化のためにみなさんから選ばれた代議士として仕事ができなくなります」

その戦いを支えるスニーカーには、スタッフたちの応援メッセージ。前回と同じ野党統一候補に対し、事務所や後援会など組織が一丸となり、大票田の福島市などで支持拡大を図る。

その福島市には、公示日に自民党総裁の岸田文雄首相が応援に駆け付け、福島復興に引き続き取り組んでいく考えを改めて示した。
岸田文雄首相:「ぜひこれからもこの福島の、そして東北の未来のために亀岡さんと共に頑張っていきたいと思っています。東日本の復興なくして、日本の再生なし、この言葉をこれからも心に刻んで頑張らしていただきたいと思っています」

コロナ後の経済対策を最重要課題に掲げる亀岡さん。感染拡大により厳しい経営が続く福島市の温泉街などで、経済再生に全力を尽くす姿勢を強調している。

自民党・前職 亀岡偉民候補:「この観光地もそうですけど、これからGoToキャンペーンや県民割でいかに盛り上げるかと。それが結果的に心の支えにもなるし、家族の絆も深められるし、さらには経済の活性化にもつながるわけですから、国はここに全力を挙げるべきだと思っています。まさにハイブリット型のこれからのV字回復のための施策ですよね、これ一番目玉になると思っています」

(2021衆院選・福島県)

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