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Learn Japanese Through Story (N5):花咲か爺さん/The Story of the Old Man Who Made Withered Trees to Blossom



This is one of the most famous Japanese folk tale.
日本人ならみんな知っているであろう『花咲か爺さん』の話を、#やさしい日本語 #EasyJapanese でリライトしました。

スクリプト。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

ある所に、親切なお爺さんとお婆さんが住んでいました。
ある日、二人は怪我をした子犬を見つけて、助けてあげました。二人は子供がいませんでしたから、その子犬を自分たちの子供だと思って、毎日ご飯をあげたり、いっしょに遊んだりしました。
ある時、お爺さんが畑で働いていると、子犬が鳴きました。
「ワンワン、ここ掘れワンワン」
お爺さんはびっくりしました。犬が鳴いた所を掘ると、お金がたくさんありました。夫婦は喜びました。色々な物を買って近所の人に分けてあげました。
夫婦の家の隣に、とても意地悪なお爺さんとお婆さんが住んでいました。意地悪な夫婦は、親切な夫婦の家から子犬を無理やり連れて来ました。
「さあ、お金はどこにある?」
子犬は怯えました。
「ワンワン」
「そうか、ここか」
意地悪なお爺さんとお婆さんが地面を掘ると、ゴミがたくさんありました。二人は怒って、子犬を殺しました。
「この嘘吐きめ。この子犬、ぜんぜん役に立たなかったぞ」
親切な夫婦は泣きました。庭にお墓を作って、子犬を埋めて、そこに桜の木を植えました。木はすぐ大きくなりました。
ある夜、二人は夢で子犬に会いました。
「お爺さん、お婆さん、この桜の木で臼を作ってください」
夫婦は桜の木を切って、臼を作りました。それから、その臼で餅をつきました。すると、餅はお金になりました。
隣の意地悪な夫婦が来ました。
「私たちの家でも餅をつきます。ちょっと臼を貸してください」
意地悪な夫婦がその臼で餅をつくと、汚い物がたくさん出ました。意地悪な夫婦は怒って、臼を燃やしました。
親切な夫婦は、また泣きました。隣の家へ行って、灰を持って帰りました。その夜、また夢で子犬に会いました。
「お爺さん、お婆さん。その灰を、枯れ木に撒いてください」
朝起きて、お爺さんが桜の枯木に灰を撒くと、花が咲いて、満開になりました。お爺さんは喜んで、たくさん灰を撒きました。
「枯れ木に花を咲かせましょう。枯れ木に花を咲かせましょう」
そこへ大名行列が来ました。大名は、急に桜が咲きましたから、驚きました。
「これは見事な桜だ。だれだ。褒美を与える」
意地悪な夫婦はまた、妬みました。親切なお爺さんの手から灰を取って、「私です。私が花を咲かせました」と、灰を撒きました。すると、灰は大名の目に入りました。
「痛い! 無礼者!」
意地悪な夫婦は捕まって、重い罰を受けました。
親切な夫婦は、それからずっと幸せに暮らしました。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。おわり