女優の吉瀬美智子さん（３９）が１５日、東京・有楽町で初のエッセイ集「幸転力」（小学館）の発売記念イベントを開いた。吉瀬さんは「暮らしの中で出合うすべてのことを、心の中で幸せに転じる“幸転力”を大切にしている」と話し、「神様が応援したくなる人になることが目標」と説明。本では、「ひらめきを信じる」「決め事をつくらない」など、自分を貫くことでいまを好転させる心の習慣を４７項目に渡って紹介している。吉瀬さんは「運をつかむ秘けつはマイペースでいること。いま、とても幸せです」と輝くような笑顔を見せた。
福岡出身の吉瀬さんは、雑誌モデルを経て２００７年、３２歳のときに女優としてデビュー。２００９年に１０歳年上の実業家と結婚し、昨年７月に長女を出産しているが、これまで私生活についてはあまり公にしてこなかった。しかし、「お金を出してもらうからには、すべてを見せないと」と本の中では、夫とのなれそめや、娘を身ごもっている時期に撮影したウェディングドレス姿、自宅で長女を胸に抱く姿など素顔を公開。吉瀬さんは「本には失恋して落ち込んだときのことも書いたのですが、これまでの人生を振り返ると、わたしは悪いことはどんどん忘れていっちゃうタイプで、相当なプラス思考。本を書いて自分の人生を振り返り、ここまでぶれていないなということを再確認しました」と力強くうなずいていた。
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