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STU48の3期研究生14人が初お披露目 紅白出場目指し飛躍誓う



瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」が9日、広島市の広島国際会議場フェニックスホールで「STU48 6周年コンサート」を昼夜2公演行い、3月に加入した3期研究生14人が昼公演でファンに初お披露目された。

 同グループは2017年3月31日にAKB48の姉妹グループとして結成され、18年1月31日にメジャーデビューシングル「暗闇」を発売。同年の「第60回日本レコード大賞」で新人賞を受賞した。当初は、専用船上劇場・STU号でライブ活動を継続する予定だったが、コロナ禍に入ったこともあり、21年春にSTU号が閉鎖された。

 有観客での声出しが解禁された公演は3年ぶり。シングル「ヘタレたちよ」などオーブニングから3曲は観客のスタンディングもOKとなった。メンバーの瀧野由美子(25)は「盛り上がる曲はファンのみなさんの声援もあって完成するんだと思った」と感慨深げな表情で、「みなさんに会えなかった時間もありましたが、今日は(コロナ禍の)3年分を取り戻せるようなコンサートにしたいと思います」と満面の笑み。シングル「風を待つ」「息をする心」、ライブの定番曲「STUフェスティバル」などを披露しファンを熱狂させた。

 アンコールでキャプテンの今村美月(23)が「みなさんに新しい仲間を紹介したいと思います!」と3期研究生14人を呼び込み、14人はそれぞれ自己紹介と意気込みでファンから大歓声を浴びた。ラストは3期研究生も入れた総勢48人で活動初期からの定番曲「出航」を熱唱した。

 昼公演終了後、囲み取材を行い、今村は「去年から紅白(歌合戦)を目指しているのは変わらないので、勢いをさらに付けて夢をかなえたい」と大みそかの大舞台初出場に向け飛躍を誓った。3期生たちは全員共通の目標を聞かれ、代表して森末妃奈(20)が「3期生だけの楽曲をいただけるように頑張ります!」と意気込んだ。