秋篠宮家の次女・佳子さまがご家族とは別にすぐ隣の仮住まいで別居されている事を先月になって側近が認めた事について、宮内庁長官が“苦言”を呈しました。佳子さまの別居については、週刊誌などの報道が先行していました。
■ご家族と別に 佳子さま「別居」
秋篠宮ご一家の仮住まいだった「御仮寓所(ごかぐうしょ)」おととし結婚して皇室を離れた、小室眞子さんと佳子さまが抱き合い、別れを惜しまれた場所です。ここに今、佳子さまは1人で住まわれているといいます。
ご一家の元々のお住まい、秋篠宮邸は赤坂御用地内にあります。庭でくつろぐ、1歳の眞子さん。姉妹で遊んだ庭。老朽化のため、およそ26億円の費用をかけ改修していましたが去年9月に工事が終わり、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまはすでに御仮寓所から引っ越されています。
■週刊誌報道 先行し…長官“苦言”
しかし、週刊誌が今年に入り次々と「佳子さまが別居」などと報じ始めました。これを受けてか、秋篠宮さまの側近・皇嗣職大夫は先月30日の定例会見で、「御仮寓所は多くの部分を皇嗣職職員の一部が事務室として使用している他、一部には私室部分があり、その一部に佳子内親王殿下がお住まいになっています」と初めて認めました。
■結婚前の眞子さんも交え“相談”
さらにご一家で、「相談の場」を持たれたことも分かっています。相談された結果、この経費を削減する目的で眞子内親王殿下(当時)並びに佳子内親王殿下が旧御仮寓所に引き続きお住まいになるよう、計画を変更することとなりましたと説明。
■ご家族と別に 佳子さま「別居」
会見のなかで分かったのは、改修工事に入る前から佳子さまだけでなく、眞子さんも新しい宮邸に移らないと決めていたこと。それによって改修計画を変更したこと。この場所に2人で住む予定でしたが眞子さんが結婚したため、結果的に佳子さま1人で住まわれていること。
理由については、「5人分の部屋を維持するのは予算が増えると見込み、経費を削減するためだった」と説明しています。経費節減のための別居。それをなぜ今、公表したのでしょうか。
■「タイムリーでない」長官“苦言”
西村宮内庁長官は13日、「タイムリーではなかった。なるべく早く発表するべきだったのではないか」と苦言を呈しました。秋篠宮さまは皇室の情報発信について、以前こう話されています。
秋篠宮さま:「正確な情報を何て言いましょうかね。タイムリーに出していくということが必要であるとともに、正確な情報がどこにあるのか分かることも大事だと思っております」
■佳子さま「別居」 なぜ今公表?
元宮内庁職員の山下晋司さんは、宮内庁の情報発信に問題があったと指摘します。現在、ご家族と離れた建物で1人でお住まいになっている佳子さま。そのことを秋篠宮さまの側近・皇嗣職大夫はなぜ今、公表したのでしょうか。
宮内庁長官は13日、「なるべく早く発表するべきだった」と苦言を呈しましたが、皇嗣職大夫は記者に対し、「それは長官の考え、ご意見だと思います。計画段階から節目節目で必要なご説明はしてきた。必要な準備を行って結果的に(公表が)6月30日になった」としています。
皇室解説者 元宮内庁職員 山下晋司氏:「正確な情報をタイムリーに伝えていくのは広報とか、報道対応に関しては当然であるけどただ、タイムリーではないのは間違いない。私は非常に大きな問題だと思っています」
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