俳優の大友至恩(15)が12日、東京・天王洲銀河劇場で行われた漫画『HUNTER×HUNTER』(ハンター×ハンター)の新作舞台「『HUNTER×HUNTER』THE STAGE」の初日会見に出席した。初日開幕への意気込みを語ると、阿久津仁愛、小越勇輝、近藤頌利、上田堪大、丘山晴己ら共演者からその成長を称えられた。
『HUNTER×HUNTER』は1998年より『週刊少年ジャンプ』で連載中の人気漫画で、父に会うため、父と同じハンターを目指すべく過酷な試練に立ち向かう主人公・ゴンと、仲間となるキルアたちと旅に出る冒険ファンタジー。コミックスのシリーズ累計発行部数は8400万部を突破しており、1999年と2011年にアニメ化がされている。
今回の舞台では、ゴンが仲間となるキルア・クラピカ・レオリオに出会い、ハンターになるための過酷な試験に立ち向かう<ハンター試験編>と、イルミによって家に連れ戻されたキルアをゴン達が助けに行く<ゾルディック家編>が描かれる。
大友は、オーディションを勝ち抜いてゴン役の座を射止めた。演出を担当する山崎彬氏は「オーディション時から『目がゴンだな』『すばらしいな』という思いがありました」と惹きつけられるものがあったと告白。「(大友は)舞台自体は経験がなくて、ゴンが成長していくさまをみんなで盛り上げていくというけいこが印象深く残っています」と感慨深げに語った。
そんな大友が「4月からけいこが始まってみんながけがなく初日を迎えられたことをうれしく思います。安全に千秋楽を迎えられるように、楽しく(作品を)お届けできたらと思います」と開幕への意気込みを語ると、共演者が「かわいい」と口をそろえてにっこり。近藤が「けいこを積み重ねていく姿がゴンとマッチしていた」と振り返ると、丘山も「けいこ自体がハンター試験みたいな」と共感した。
また、大友は「『こうしたらいいよ』とか『こうした方が良いんじゃない』とか周りから(アドバイス)いただけたことが1番うれしかった。勉強になった」と感謝。丘山は「素直に受け取ってくださるので、伝え方をちゃんとしていかないとと思いました。吸収力がスポンジのよう。すべて吸収できるすばらしい!」と大友の成長を喜んだ。
同舞台は、きょう12日から28日まで天王洲銀河劇場で上演される。