9月9日は一年で五つある節句の1つ、重陽(ちょうよう)の節句です。
福岡県朝倉市では、この日、ひな人形を飾る「秋月後の雛(のちのひな)」が行われました。
秋月城跡(朝倉市秋月野鳥)では、午前9時から長屋門前の21の石段に約600体のひな人形が並べられました。
「後の雛」は、重陽の節句の9月9日に無病息災や長寿を願う風習で、虫干しも兼ねて、ひな人形を飾るもので、現代では「大人のひな祭り」としても親しまれています。
飾られる約600体のひな人形のほとんどは、朝倉市民から寄贈されたものです。
ひな人形の展示は9日の一日限りで、あさくら観光協会は次回は雛まつり時期の来年2月上旬から3月上旬にかけて、飾りたいとしています。