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【速報】ドコモ不正出金問題で銀行から不信感高まる!!

NTTドコモの電子決済サービス

「ドコモ口座」を使って預金が

不正に引き出された問題で、

ドコモ側が今回と同様の手口に

よる被害が昨年発生していたことを

把握しながら、提携する銀行への

通知を徹底していなかったことが

12日、分かった。複数の地方銀行は

知らされていなかったと話しており、

ドコモ側の対応に不信感を募らせている。

ドコモ口座では、預金口座を

登録することで買い物の決済や送金が

行える。ドコモは35銀行と提携している。

今回の被害は、口座番号や暗証番号

による比較的簡便な認証方法で

銀行口座とドコモ口座を

連携させていた地銀を中心に、

今年8月以降に集中して発生した。

ドコモは被害発覚後に初めて開いた

今月10日の記者会見で、

昨年5月にドコモ口座への

チャージ(入金)機能を使って

りそな銀行と埼玉りそな銀行の

口座から預金が不正に

引き出されていたと公表した。

これに関し、複数の地銀関係者は

「(りそなの件は)会見で

初めて知った」、「会見後に行内で

確認したが、ドコモから説明を

受けた記録はない」と指摘している。

ドコモは、時事通信の取材に対し

「担当者レベルでは一部銀行に

注意喚起したが、全ての銀行には

行っていない」(広報)と説明した。

りそな、埼玉りそな両行は

昨年の被害発生後にドコモ口座への

新規登録を停止した。ある地銀関係者は

「説明を受けていれば、少なくとも

りそながどのような対応をしたのか、

経緯は調べていた。ドコモ側は

(銀行側が)契約を考え直すような

情報は言いたがらなかったのではないか」

と話している。