安倍内閣は16日午前9時、臨時の閣議を開き、総辞職しました。
安倍総理:「さまざまな課題に国民の皆さまとともに、チャレンジすることができたことは、私の誇り。一議員として菅政権を支えていきたいと思っている」
歴代最長、7年8カ月にわたって続いた第2次安倍政権は幕を閉じました。
そして、午後、衆参両院の本会議で総理大臣指名選挙が行われ、自民党の菅総裁が第99代の総理大臣に選出されました。午後3時には、新たに官房長官に就任した加藤氏から菅内閣の閣僚名簿が発表されました。
当選8回で初入閣した平沢勝栄氏は、復興大臣に就任しました。
平沢勝栄氏:「今までずいぶん空振りしたが、今回、入閣させていただいてありがたい」
安倍前総理の弟・岸信夫氏も初入閣で防衛大臣に就きます。
岸信夫氏:「国防を担う重さを、しっかりかみしめていかなければと」
今回、初入閣は5人にとどまり、再任や、横滑り、閣僚経験者が多く占めることになりました。
立憲民主党・枝野代表:「自民党の総裁選の菅さんの発言を伺っていると、大変、遺憾ながら安倍亜流政権。残念ながら7年8カ月の負の部分を、むしろ肥大化させるのではないかと危惧している」
共産党・小池書記局長:「一言で言って『ノーサプライズ』。見飽きた顔と、いつか見た顔が並んだ古色蒼然たる面々だと思う。安倍総理が言い残していった敵基地攻撃能力の問題、今後の安全保障政策の大転換とも言える問題。議論すべき問題は山ほどあるので一刻も早く本格論戦をしたい」
17日に新旧大臣の引継ぎ式が行われます。
[テレ朝news]