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破産直前まで月給300万円 ジャパンライフ会長(2020年9月18日)

被害総額は2100億円以上、全国の約1万人から資金を集めていました。警視庁クラブから報告です。

 (社会部・石塚翔記者報告)
 これまでの警視庁の捜査で、山口会長は2018年3月の破産直前まで月に300万円ほどの報酬を得続けていたことが新たに分かりました。警視庁によりますと、これまでに押収した資料や財務担当者への聞き取りの結果、山口会長と娘のひろみ容疑者は破産直前までに月300万円の報酬を得ていたということです。18日に逮捕されたその他の幹部についても約100万円の報酬をもらい続けていました。多くの出資者が返金を求めても金が戻らずに苦しんでいるなか、幹部らは会社が破産するギリギリまで高い収入を得て生活していたとみられています。
 (Q.逮捕された元会長は「桜を見る会」に招待されていたということで、国会でも追及されていた。ただ、強制捜査が始まってから約1年半が経っているが、なぜ逮捕までここまで時間がかかったのか?)
 強制捜査は全国の12都県、約30カ所に及びました。さらに、被害者は約1万人に上っています。当時、押収された資料は段ボールで約4500箱とかなり膨大な量となっていて、解析に時間がかかったということです。さらに、今年に入ってからこの事件の捜査は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けました。捜査員が地方の被害者への聞き取りに行けなかったり、被害者を東京に呼べず、捜査が一時的に滞るなど支障が出たこともあり、逮捕はこのタイミングになりました。
[テレ朝news]