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緊急事態宣言から2週間、感染拡大 病床ひっ迫の実態は【Nスタ】

1都3県への緊急事態宣言から21日で2週間。東京都は新たに1471人の感染を発表しました。

「(入院患者数は)2893人と非常に高い水準で推移しております。なかなか、この4000床、そして、さらに1700床という都立公社の努力は、通常の医療の中で行いますので、本当に大変なんだということを、ご理解いただきたいと思います」(東京都医師会 猪口正孝 副会長)

コロナ患者急増に対し、全国で進められている病床の確保。ただ、自治体が発表している病床数と実態が伴わないケースがあることが分かりました。

全国で進められている新型コロナ患者用の病床確保。厚労省と自治体は“即時、患者受け入れを行うことについて医療機関と調整している病床数”を「確保病床数」として公表しています。東京都は4000床。埼玉県は1264床。神奈川は1939床。ここから病床の使用率が割り出され、東京では72.3%などと、ひっ迫した状況が判断されます。

問題なのは神奈川県です。21日朝の時点の入院者数960人で計算すると、病床使用率は49.5%と余裕があるようにみえますが、この数字は実態と乖離(かいり)しているというのです。

コロナ患者を受け入れている神奈川県の厚木市立病院。医師に病床の状況を尋ねると・・・
「重症管理のできる個室は、もうほぼ毎日埋まっています。空いたとしても、すぐに埋まってしまう状況で」(厚木市立病院 齋藤善也 医師)

先月中旬以降、ほぼ満床の状態が続いているといいます。

神奈川県によりますと、「1939床」という確保病床数は、“去年の3月から4月”の調査で各医療機関が「確保可能」と回答した病床数で、それ以降、調査していなかったということです。

21日、県の担当者は・・・
「現状の病床ひっ迫の実態から、かい離した数字が出ていて、課題と認識しています。今月8日から再調査を行っています」(神奈川県の担当者)

神奈川県によると、実際に「即対応可能」な病床は1091床で、49.5%のはずの病床使用率は87.9%と、かなりひっ迫している状況です。神奈川県は早急に調査し、最新の病床数などをホームページで公表するとしています。

(Nスタ 1月21日放送)

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