東京都は6日、都内で新たに639人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。また、感染が確認された男女21人が死亡したことを明らかにし、これで都内で死亡した人は1000人を超えて合わせて1017人になりました。都の担当者は「およそ500人は感染者が急増した12月以降に亡くなっている。感染が一気に拡大すると死者が急増するので、とにかく感染者を減らすことにつきる」と話しています 続きを読む 東京都は6日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて639人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染の確認が1000人を下回るのは9日連続です。年代別は、▽10歳未満が24人▽10代が26人▽20代が128人▽30代が97人▽40代が86人▽50代が71人▽60代が54人▽70代が53人▽80代が67人▽90代が30人▽100歳以上が3人です。639人のうち、およそ53%の340人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、およそ47%の299人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。濃厚接触者の内訳は、「施設内」が最も多く149人、次いで「家庭内」が144人、「職場内」が10人、「会食」が7人などとなっています。このうち「施設内」では、23の医療機関で患者と職員合わせて51人、24の高齢者施設で利用者と職員合わせて86人の感染が確認されました。これで都内で感染が確認されたのは合わせて10万3416人になりました。また、6日時点で入院している人は5日より41人減って2775人でした。「現在確保している病床に占める割合」は56.6%です。このうち、都の基準で集計した6日時点の重症の患者は5日より3人減って114人で重症患者用の病床の36.2%を使用しています。感染が確認された人のうち、自宅で療養している人は5日より647人減って2123人でした。都が確保したホテルなどで療養している人は5日より12人減って567人で、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は5日より30人増えて2252人でした。一方、都は、感染が確認された60代から100歳以上の男女21人が死亡したことを明らかにしました。21人のうち9人は入院していた医療機関で感染し、このうち8人は同じ医療機関に入院していたということです。また5人は、入所するなどしていた高齢者施設で感染しました。このうちグループホームに入所していた90代の女性は腎臓の病気があり、保健所や都が入院を調整しましたが受け入れ先が見つからず、訪問診療を受けていました。しかし、感染確認の7日後に容体が急変して死亡したということです。都内で自宅や入所する施設で療養中に死亡した「自宅療養中」の死者は合わせて25人になります。また、都内で死亡した人は、1000人を超えて合わせて1017人になりました。都の担当者は「およそ500人は感染者が急増した12月以降に亡くなっている。感染が一気に拡大すると死者が急増する。緊急事態宣言から1か月となるが、死者を減らすにはとにかく感染者を減らすことにつきる。引き続き感染対策の徹底をお願いしたい」と話しています。
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