北海道の鈴木知事は8月25日夕、緊急事態宣言の北海道の適用追加を政府が決定したことを受けて、感染の状況が厳しい札幌市や旭川市、石狩地方の10市町村について、酒類を提供する飲食店の休業を要請する考えを示しました。
鈴木知事、「北海道に緊急事態宣言が発令されることが決定しました。緊急事態宣言の期間は8月27日から9月12日までの17日間」と報道陣に伝えました。
具体的な措置としては、感染状況が厳しい札幌市、旭川市、小樽市、石狩地方の10市町村については、酒類提供の飲食店には「休業」を要請。
その他の飲食店や大規模商業施設については、営業時間は午後8時までの営業を要請する。
その他の地域の飲食店では、酒類の提供は一定の要件を満たした場合、午後7時まで、営業時間は午後8時までとする考えを示しました。
鈴木知事は「今後、有識者から意見を聴き、8月26日の対策本部会議で正式に決定したい」としています。
鈴木知事は「西村経済再生相と24日、電話で話し、緊急事態宣言の必要性について改めて話をするとともに、緊急事態の措置については、他県では全県一律になっているが、北海道は広いので、地域の感染状況に応じて措置を分けることもできる”裁量”を知事に与えてほしいと伝え、西村経済再生相と考えが一致した」などと話しました。