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シャドウバースF

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ライトの紡ぐ言葉は無意味で無価値、子どもの戯れ言だと切り捨てるウルフラム。その威圧感がライトを襲うが、ライトは決して怯むことはなかった。ウルフラムは、ライトが世界を救う存在になるべきだったと語る。資格を持ちながらも、罪を裁く力と大義を持つ意志がなかったから、世界は滅ぼされるのだ、と。しかし、ライトの考え方は違った。「何かをすべき」ではなく、「何かをしたい」という思いで生きてきたライトは、「自分らしさ」をそのカードに込めて、己のシャドバを貫こうとする。ウルフラムもまた、己の正しさを信じている。ぶつかり合う言葉と言葉、攻撃の応酬。その中で、ライトはウルフラムの“核心”に迫る。…

ライトを一人で送り出して本当によかったのか――。逡巡するルシアに、ヒイロはライトのことが信じられなくても、ライトを信じる自分を信じてほしいと笑顔を見せる。カズキたちもヒイロのもとへと集まり、ライトは世界を救えるのかと、それぞれの信頼と不安を吐露していく。それは世界中の人々も同様だった。不信感を抱く者、信じ続ける者。ヒイロにはある確信があるようだが……。一方、ライトとウルフラムのバトルは、先攻6ターン目を迎えていた。何度も見せつけられてきた苦難と理不尽への怒りを吐き出しながら、強烈な攻撃を繰り出してくるウルフラム。それでも、ライトはウルフラムを理解しようと言葉を紡いでいく。果たして、その言葉は届くのか!?…

ウルフラムの待つ天空城の最上階に辿り着き、再戦を申し出るライト。しかし、ウルフラムは相手をする理由はないと言って取り合おうとしなかった。運命はすでに決している――。それでも、「何者でもない、一人のシャドバプレイヤー」としてバトルがしたいというライト。資格なき者の言葉にウルフラムは天空城を揺らすほどの怒りをあらわにするが、ライトの傍らに立つドラグニルとアークルーラーの力を警戒し、天空城の維持という名目でシャドバでの決着を承諾。人類の命運を懸けた戦いが始まろうとしていた。ライトはアークルーラーに調整してもらった真装デッキで立ち向かうが……。ウルフラムはその「仕掛け」は割れていると余裕を見せる。…