９９年に新人賞を受賞し１５年たった今年、「柘榴坂の仇討」と「想いのこし」で助演女優賞に輝いた広末涼子（３４）は、壇上で「すてきな賞をありがとうございます」とあいさつした。さらに「もう自分はおばさんの年ですが、また、この場に立てることを本当にうれしく思います」と、１５年で成長した自分をユニークに表現し、笑顔を見せた。

岡本貴也の小説を、テレビドラマ「リーガルハイ」でも共演した岡田将生と広末涼子を迎えて実写化したヒューマンコメディー。金と女に目がない青年が、ひょんなことから現世に未練を遺（のこ）した幽霊たちを成仏させようと奔走しながら騒動を巻き起こしていくさまを、涙と笑いを交えてつづる。メガホンを取るのは、『ROOKIES』シリーズや『ツナグ』などの平川雄一朗。幽霊たちとの出会いを機に遂げていく青年の内面的成長を岡田が見事に体現、広末はポールダンサーの幽霊にふんしてセクシーなダンスを披露する。…