2011年の東京電力福島第1原子力発電所事故は、原子力発電産業に安全上の深刻な懸念をもたらしたが、10年たった今でも、世界の原子力に対する需要は衰えていない。…
英国や南アフリカ、ブラジルで見つかった新型コロナウイルスの変異株が世界に拡大し、日本でも海外渡航歴のない人への感染が相次いで確認された。すでに市中感染が広がっている可能性がある。新潟大学名誉教授の岡田正彦医師が解説する。…
英国由来の新型コロナ変異種ウイルス。静岡で市中感染が疑われる事例が確認され、さらなる感染拡大の懸念が広がっている。変異種の感染力は最大1・7倍と推定されているが、重症化リスクや死亡率は従来と同程度らしい。強毒化はしていないようなので、ついホッとしてしまいがちだが、安心してはいけない。死者数を左右するのは致死率より感染力――。英国の疫学者が警鐘を鳴らしている。英ロンドン大の公衆衛生学・熱帯医学大学院の疫学者、アダム・クチャルスキー教授は〈感染力が50%高いウイルスは、致死率が50%高いウイルスより、はるかに大きな問題だ〉とツイートし、衝撃の試算を紹介している。…
「静かな年末年始」のはずが、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。3日の全国の新規感染者数は3158人。連日800人以上の新規感染者が確認されている東京都ではついに、昨年5月の緊急事態宣言解除以降初めて、重症者が100人を超えた。1都3県の知事が政府に緊急事態宣言の発令を要請する事態にまで状況が悪化している中、さらに懸念されるのがウイルスの変異種の脅威だ。1日当たりの新規感染者数は東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県が全国の5割超を占める。昨年の大晦日には1都3県全てで、新規感染者が過去最多を更新してしまった。…