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山崎裕太

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青い春

男子校・朝日高等学校の卒業式の日。ワルの先輩たちが、3年間の恨みを晴らそうと教師を追いかけて走っている。そんな風景を屋上から眺めるのは、新学期から3年生になる九條(松田龍平)、九條の幼なじみ青木(新井浩文)、眼鏡の雪男(高岡蒼佑)、野球部主将の木村(大柴裕介)、赤いTシャツをちらつかせる大田(山崎裕太)と使いっぱの吉村(忍成修吾)。彼らはそこで、青空をバックにポーズを決め、皆で記念写真を撮った。屋上には、もっと空に近い場所――最屋上があり、その壁面には「しあわせなら手をたたこう」と大きな落書き。そこで彼らが楽しむのは、柵の外に立ち手をたたく回数を競う通称”ベランダゲーム”。空は快晴。失敗すれば校庭にまっさかさま――勝者が学校を仕切るというこの伝統のゲームで、8回の新記録を出した九條だが、彼にとっては”ゲーム”も”学校を仕切る”という事も、無意味で、どうでもいいことだった。新学期が始まった。それは、進学、就職……突きつけられる現実の中で、自分の行き場を探すことを余儀なくされる時の始まりでもあった。ある者は、警察官と教師に抱えられ、泣き叫びながらパトカーに乗せられていく。ある者は、甲子園への思いを縫い込んだ学ランを投げ捨てて、ヤクザとなった先輩と共に黒塗りの高級車に乗り込んでいく。そしてある者は、自分への答をみつけるために、ひとり最屋上へと上っていった……。(C)松本大洋/小学館・「青い春」製作委員会…

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? - New Color Grading -(プレビュー)

小学生の典道(山崎裕太)と祐介(反田孝幸)たち男子5人は、花火を横から見ると丸いのか、平べったいのかという素朴な疑問を抱き、花火大会の夜、その答えを確かめるべく町のはずれにある灯台に行くことを計画する。同じ日、両親の離婚で転校することが決まっていたなずな(奥菜恵)は、プールで競う典道と祐介、どちらかの勝者と駆け落ちすることを企てる。少年と少女の、淡くも瑞々しい恋を懸けた勝負の行方が、ふたつの異なる結末へと昇華する――。(C)…